マーケターやWebサイトの運営者にとって、「解析ツール」を用いた分析は欠かせない業務の1つです。
現在では多くの解析ツールが提供されていますが、その中でも代表的なのが、Google が提供する「 Google Analytics 」とAdobeが提供する「 Adobe Analytics」です。しかし、名前を知っていても、2つのツールの違いについては、深く知らない方も多いのではないでしょうか。
実は、それぞれ分析できるデータや機能も異なるため、自社の目的やサイトの規模に合わせて、検討する必要があります。
今回は、マーケター・web担当者なら必ず把握しておくべき「Google AnalyticsとAdobe Analyticsの違い」について詳しく解説します。
Google Analyticsについて
Google Analyticsは、国内外でも多くの人に利用されている解析ツールです。
レポート機能にはテンプレートがあったり、無償で利用ができたりと、初期導入しやすいのが特徴です。書籍やweb上には、ツールに関する参考情報が豊富にあるため、困ったときでもすぐに情報を入手することができます。
価格
初心者でもわかりやすい無償版と有償版のGoogle Analytics 360があります。有償版は、利用ボリュームによって価格が決定されます。
分析・レポート
Google広告やGoogle製品との連携ができるため、Google Analyticsと横断したレポートの確認が可能です。無償版でもレポートを十分に確認できますが、拡張性の高い分析が必要な方は、有償版の方がおすすめです。ローデータをBigQueryに自動エクスポートすることができ、高度でより細かな分析や各データとの統合分析が可能となります。
実装
比較的実装の難易度が低く、Googleアカウントを持っていれば、簡単に利用ができます。また、タグの設置ができれば、デフォルトのレポートも参照することが可能です。
高粒度な設定をすることもできるので、ビジネスサイトやスケールの大きいサイトを運営する場合でも、細かな分析をすることも可能です。
こんな人におすすめ
初心者や初期導入を検討している人
Adobe Analyticsについて
Adobe Analyticsは、自由度の高いカスタイマイズや多彩なレポート機能が備わっているのが特徴です。高粒度に設定が可能な分、実装や設定には知識を要します。Google Analyticsに比べて、webや書籍でも情報量が少ないので、初心者には少し難易度が高いツールとも言えます。
価格
4つの機能別プランや月間利用ボリュームで価格が決定されます。
分析・レポート
設定可能なCVは1000個ほどあり、ミニコンバージョンやクリックの計測も使用が可能です。デフォルトの項目以外にも、カスタマイズに応じて最大150個の項目を作成することもできます。また、AI(人工知能)による自動分析レポートも複数あります。
実装
Google Analyticsに比べて、カスタマイズが豊富な分、実装の難易度が高く、専門的な知識が必要です。初めて解析ツールの導入を検討される方は、専門の方に依頼した方がスムーズに進むでしょう。
こんな人におすすめ
様々なカスタマイズを使って高精度な分析をしたい人・専門的な知識やノウハウがある人
Google AnalyticsとAdobe Analyticsの違い
ここまでご紹介した「価格、分析・レポート、実装、こんな人におすすめ」を表にまとめました。
それぞれの導入メリット
最後に、 Google AnalyticsとAdobe Analyticsそれぞれを導入した際のメリットについて、ご紹介します。
基本的には、 Google Analyticsにない機能を使いたい場合に、カスタムの自由度が高いAdobe Analyticsを検討するのがおすすめです。
Google Analyticsの導入メリット
Google広告と連携ができる
前述の通り、Google広告との連携ができるのは、 Google Analyticsの最大の強みとも言えます。それぞれのレポートからクリック数やCVといったデータを横断的に確認できるので、分析をスムーズに進めることが可能です。
Search Consoleと連携ができる
Googleで検索されているキーワードの表示回数や順位の推移といった分析ツールとの連携が可能です。そのため、リンクの表示回数ごとのCV数等も確認できるようになります。
無償版を導入していた場合、有償版への移行がスムーズ
既に無償版を利用していた場合、有償版に移行する際のタグの差し替えといった作業が不要です。また、無償版で計測していたデータもそのまま引き継がれるため、引き継ぎ先のデータがゼロになるというリスクがありません。
Adobe Analyticsの導入メリット
自由度の高い設定が可能
こちらも前述の通り、Adobe Analyticsは Google Analyticsより自由度の高い設定が可能です。そのため例えば、ユーザーがコンバージョンに至るまで、どのような経路で流入したのかを「広告A・B・C」それぞれで分析することも可能です。
セキュリティが厳重
Google Analyticsでは、個人情報以外のマーケティングデータがGoogle側に利用される可能性があります。一方で、Adobe Analyticsは、Adobeによってデータを利用される心配がありません。
まとめ
Google AnalyticsとAdobe Analyticsの違いについてご紹介しました。
マーケティングにおいて、解析ツールの導入は非常に重要なことだとご理解いただけたかと思います。ただ、あくまで解析ツールは課題を見つけ出し、目標達成に近づくための手段に過ぎません。
そこからどう分析して、改善のためにどういう施策を打つのかは人の手にかかっています。
そして打った施策の効果を可視化し、次の一手へのヒントを得るためにはGoogle Analyticsなどのような自社サイトの分析だけではターゲットを見誤る危険性があります。
ソーウェルバーの「デジタルマーケティング施策診断サービス」では、サイト外のユーザー分析を交えながら、分析経験豊富なスタッフがメディアプランから、施策の実行まで支援させていただきます。