BE PLANNINGの記事

【今更聞けない!】メディアって何?その種類と各広告媒体の特徴を解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

マーケターであれば「メディア」という言葉は頻繁に使うと思いますが、改めて「メディアとは何か」と説明を求められたときに、明確に答えられる自信はありますか?

今回の記事は「メディアとは何か」、さらにそれぞれの「メディア」の種類と特徴を正しく理解するための紹介・解説をしていきます。

メディアとは何か

メディアとは「人から人に情報を伝える媒体、手段」の総称です。

「メディア」を広辞苑で調べると『媒体。手段。特に、マス‐コミュニケーションの媒体。』と出てきます。
媒体というとUSBメモリやCD-ROMなどの「記憶媒体」もあてはまるのですが、後半の「マス‐コミュニケーションの媒体」という部分がマーケターにとっての所謂「メディア」です。。
これは、新聞やラジオ、テレビ、広告、インターネットの「情報伝達媒体」の事を指しており、「人から人に情報を伝える為の媒体、手段」ということなのです。

インターネットの普及で「情報伝達媒体」も大きく多様化し、その大枠を示す言葉として「メディア」という言葉が一般的に使われてるようになりました。

メディアの種類は大きく分けて3つ

メディアも多様化し様々なカテゴライズが発生していますが、情報の発信媒体や受け取る側の関係性毎にメディアの種類を3つに分類することが出来ます。

マスメディア

不特定多数を対象に情報を発信する媒体の総称です。
主にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等が代表で「四大メディア」「マスコミ四媒体」とも呼ばれています。不特定多数への伝達となるため「一方的なコミュニケーション」手法と言われることもあります。

WEBメディア

ウェブサイトなどインターネットを介して情報を発信する媒体の総称です。
不特定多数に情報発信でき、更に受け取り側でも情報発信が可能な双方向性が特徴です。ニュースサイトやコーポレートサイト、口コミサイトやキュレーションサイトなど様々なものがあります。

ソーシャルメディア

個人による情報発信や個々の社会的な要素を含んだ媒体の総称です。
今までの不特定多数向けではなく、個人が個人や一定のコミュニティに向けて情報発信出来るのが特徴です。
Facebook、YouTube等の動画共有サイト、Instagram等の投稿サイトが代表的です。

大きく分けて3つのメディアの中でも、更に媒体毎に特徴は異なります。
ここからは、各メディアの中で、どの広告媒体がどんなメリットを持っているのか、一つ一つ説明していきます。

マスメディアの主な広告媒体と特徴

テレビ

テレビはその普及率の高さから反響効果も高く短期間で膨大なリーチ数の獲得が可能なメディアです。
演出と映像という独特の広告手法から、その効果の可視化が難しく、制作には高い専門性が必要という特徴があります。

新聞

報道という役割が大きいことから社会的信頼の高いメディアであり、新聞に掲載されている企業ということで信頼度を高めることができるメディアです。さらに、地方紙や専門紙などにより読者層も異なる為、狙ったユーザーにリーチすることが出来る特徴があります。

雑誌

雑誌は読者の年齢や性別、趣向が限定されているため、ターゲットが絞りやすいメディアです。ジャンルに特化しているのでピンポイントに特定のターゲットへのリーチが可能な特徴があります。

ラジオ

ラジオリスナーを対象として地域、ターゲット層がある程度固定されているので、ピンポイントで効率よくリーチできるメディアです。朝は車通勤のサラリーマン、昼は専業主婦など時間帯でもリスナーが異なる為、どの時間帯に宣伝を行うかが効果を大きく左右するという特徴があります。

■WEBメディアの主な広告媒体と特徴

一次メディア

一次メディアとは、情報の発信源になるメディアを指します。
ニュースや時事的な記事は一時メディアが元になることが多く、新聞社系・通信社系・テレビ系等があてはまります。
公的な情報源という印象があり、PV数も広告への信頼性も高くなる特徴があります。

二次メディア

二次メディアとは、一次メディアで発信情報を二次的に掲載しているメディアを指します。
Yahoo!ニュースやLINE NEWSなどのポータルサイトがあてはまります。
インターネットメディアの中では閲覧者が圧倒的に多く、年齢や性別に関係なく多くのユーザーにリーチできる特徴があります。

オウンドメディア

オウンドメディアは企業や組織が自社運営するメディアを指します。
コーポレイトサイトだけではなく、企業ブログ、企業Facebookもあてはまります。
この企業を支持するユーザーや、専門性の高いサイトのユーザーに直接コンタクト出来るのが特徴で、自社メディアの為、広告費用を浮かせることもメリットの一つです。

コンシューマージェネレーテッドメディア

コミュニティサイトと呼ばれる、一般消費者が情報提供することで成長するメディアを指します。
食べログや@コスメなどの口コミサイトや、書き込みサイト等があてはまります。
メディア毎に広告枠を持つ場合が多く、抑えた広告費で様々な属性のユーザーにリーチできる事が特徴です。
近年、広告出稿数が伸び成長を続けているのがこのメディアです。

バイラルメディア

バイラルとは「ウイルス(virus)」や「感染」の意味を持ち、バイラルメディアとはSNS等の情報の拡散力を利用したメディアを指します。
画像や動画等をブログのように掲載している、BuzzFeedやTABILABOなどがあてはまります。
拡散される事を前提にインパクトのある内容で構成され、一気にアクセスを集める事が出来る特徴があります。

キュレーションメディア

ユーザーの特性に合わせて、特定のテーマ毎に情報収集し発信しているメディアを指します。
ユーザーが欲しい情報を得られるGunosyや食に特化したmacaroniなどの特化型のサイトがあてはまります。
各テーマのメディア毎で細かいターゲティングが可能で、出稿アプリとして普及しているメディアも多く、アプリ内での広告枠も急増しているのが大きな特徴です。

ソーシャルメディアの主な広告媒体と特徴

ブログ

ブログは個人・団体・組織等が自分の意見や日記、論説等を投稿し発信するメディアです。
ブログ広告は主にバナー広告が中心でAmebaなどのブログサイトが有名です。
アドネットワークと提携し自動掲載される広告やサイト独自の広告枠があり、様々な属性に安価でアプローチ出来る特徴があります。

Facebook

日本での月間アクティブユーザーは2,800万人を超える世界最大級のSNSでFacebookユーザーに対し、公式アカウントとして自社ページや自社商品を宣伝出来るSNSです。
「Facebook広告」でも、ターゲットにするユーザーを細かく設定することができ、効率的な広告運用が可能なことが特徴です。

Twitter

世界に比べると日本での普及率が高く月間アクティブユーザーは4,500万人を超え、一般ユーザーや企業だけでなく、芸能人、政治家、キャラクターなども情報発信しているSNSです。
Facebookと比べ、情報を拡散させることに強みをもつので、広告媒体としての認知度向上や、情報の拡散性の高さに特徴があります。

Instagram

日本では3,300万人を超える利用者がおり、20代からの支持が厚く、ユーザーの半分以上が女性という写真・short動画に特化したSNSです。
Instagram広告は詳細なターゲティングも可能で、一般投稿の間に挿入される形で広告配信されるため、自然な流れでユーザーに広告を視認させる特徴があります。

TikTok

短い動画を加工・投稿・共有でき、10~20代のユーザーが大半を占める約1000万人の国内ユーザーもつSNSです。
短い動画投稿を通したプロモーションは視覚的アプローチでダイレクトに伝わる強みがあり、ハッシュタグチャレンジ等の一般ユーザー参加型の広告はで認知度向上・拡散力が期待できる事が特徴です。

YouTube

日本では6,200万人程のユーザーを抱え、「YouTuber」として一般ユーザーでも気軽に動画を投稿できる動画サイトです。
昨今のテレビ離れもあり、テレビではリーチできない層にアプローチでき、動画媒体の広告を費用を押さえて出稿できる特徴があります。

LINE

国内で8,400万人のアクティブユーザーを持ち、全世代での利用率が高く、1日の接触回数も特に多いSNSです。
LINE広告は基本的なタイムライン、トーク画面以外にもLINENEWSやLINEマンガ等の配信先が豊富にあり、ターゲットをある程度絞ったアプローチも出来る特徴があります。

まとめ

マスメディア、WEBメディア、ソーシャルメディアとそれぞれの広告媒体の特性を説明しました。
デジタルマーケティングのPR戦略において、メディアの役割はとても重要です。
誤ったメディア選択で不利益を生んでしまう可能性もあり、ターゲットや媒体特性を良く理解し、最適なメディアで自社のプロモーション活動を行うことが大切です。

ソーウェルバーでは、そんなメディア選択をロジカルに行うためのメディアDBを運営しており、サービス・商品に適したターゲット把握のためのユーザー分析ツールもご用意しております。まずは現状の施策が正しいのか「デジタルマーケティング施策診断サービス」をご利用ください。診断結果から最適なメディアプランをご提案いたします。