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コネクテッドTVとは一体?OTTとの違いや広告の市場規模まで紹介!

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デジタル改革や消費者の生活スタイルの変化によって、日々新しいサービスが生まれています。
今回ご紹介するのは最近耳にする機会も増えてきた「コネクテッドTV」。急速に普及し始めたサービスのため、まだ理解が進んでいない人も多いのでは?
今回はその概要や間違われやすい「OTT」との違い、市場規模までご紹介していきます。

コネクテッドTVとは

コネクテッドTV(Connected TV、CTV)とは、インターネットに接続されたテレビ端末の事を指します。
インターネットを介していない地上波テレビは放送施設から発信される電波をアンテナで受信することで閲覧可能になるのですが、コネクテッドTVはインターネット回線と接続して閲覧するテレビの事を言います。

テレビ端末をインターネットと接続する方法

スマートテレビ

スマートテレビはインターネット接続機能を持つテレビ端末です。無線もしくは有線接続でインターネットに接続することができます。
テレビ端末自体そのものを新しくアップデートする方法です。

ストリーミング・デバイス

USB型の小型スティックのストリーミング・デバイスを介して、テレビ端末とインターネットを繋げる事が出来ます。
「Chromecast」「Amazon Fire TV」「Apple TV」等が有名で、従来のテレビ端末のHDMIにこのスティックを差し込み、無線でインターネットに接続させる方法です。

外部機器を介して接続

テレビ端末にゲーム機やBlu-rayプレイヤーを介して、テレビ端末とインターネットを繋げる事が出来ます。
例えば「XBOX」や「PlayStation」などのゲーム機はオンラインゲームに対応していることもあり、インターネット接続を設定することが出来ます。

コネクテッドTVと「OTT」の違い

コネクテッドTVと「OTT」は似た場面で使用されることが多く、混合されてしまうことが多いです。

OTTとはOver-The-Topの略称であり、インターネット回線を通じて配信されるコンテンツの事を指します。
例えば「Netflix」や「YouTube」などの動画コンテンツサービス等が有名です。
コネクテッドTVはコンテンツを見るためのデバイスであるのに対して、OTTはコネクテッドTVで視聴するコンテンツそのものを指す言葉になります。

コネクテッドTVの普及

コネクテッドTVは海外、特にアメリカで普及が進んでいると言われていますが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響を受け、日本でもその需要が大きく加速し、関心が高まっています。

動画ストリーミングや見逃し配信等の視聴者数が増加している事や、2015年からNetflix、Amazonプライムビデオが日本での動画配信サービスを開始していたこともあり、日本でも利用者が急増しました。
現在、家電量販店で販売されている新型テレビのほとんどはインターネット接続機能が付いたコネクテッドTVです。

さらに動画広告テクノロジーを提供しているUnrulyの調査結果には、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、68%の消費者がTVからインターネット接続可能な状態になっており、その35%は2つ以上の手段で接続が可能になっているというデータを公開しました。
このことからもコネクテッドTVの普及が急速に進んでいることが伺えます。

UNRULY、コロナ状況下における消費者のコネクテッドTV視聴や 広告に対する態度変容傾向を公開

コネクテッドTV広告とは

コネクテッドTV広告とは、コネクテッドTV向けに配信される動画をメインとした広告です。
ターゲティングすることで年齢、性別、デバイスなどの趣向を理解し、パーソナライズされた広告をコネクテッドTVを通して配信することができます。

さらに、コンバージョン計測やブランドリフト調査を行う事で広告効果を可視化することが可能になります。そのため、PDCAを回し広告配信後に運用改善を行うことで広告効果の最大化を狙うことも可能になります。

このように、従来の不特定多数に向けたTVのCM放送とは、配信の手法から配信後の効果計測まで、大きく異なる特徴があります。

コネクテッドTV広告の市場規模

コネクテッドTVの普及が進んでいるアメリカでは、コネクテッドTV広告は2019年時点で65.5億ドル(約6,878億円/*2)の市場規模となり、今後も大きく成長する有望な広告商品として注目が集まっています。

日本でもコネクテッドTV広告の市場規模は拡大し、2024年の市場規模は558億円に達すると予測されています。それに伴ってコネクテッドTV向けに配信される広告料も急激に増加しています。

SMN、国内コネクテッドテレビ広告市場調査を実施~2020年の市場規模は102億円の見通し、2024年には、558億円規模と予測

効果計測の手法やより精度の高いターゲティング手法が確立していくことで、中長期的に高い水準の成長を継続する見通しが建てられています。

まとめ

今回はコネクテッドTVの概要、そしてその普及状況や市場規模について説明しました。
通信環境の変化や消費者の生活スタイルの変化によって、コネクテッドTVは急速に普及し、今後更にその市場は拡大することが予想されます。それに伴い、各社も次々と新しい広告施策を打つ中で、新たな市場を理解し活用する事は、企業の成長を目指す上でとても重要な要素であり、欠かせない戦略であることは間違いありません。

ソーウェルバーではそんな広告戦略の新たな一手を編み出すお手伝いを致します。
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