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【動画広告の作り方】効果的に作るために必要な5つのポイント

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動画広告で商品・サービスの認知拡大を目指していきたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
たしかに動画広告は自社の商品・サービスの魅力を伝えたり、成果や売り上げに繋げられる施策です。しかし、曖昧な知識のまま正しいステップも踏まずに進めると、時間とコストだけが掛かり、結果的に効果の悪い施策になってしまう可能性があります。
動画広告を検討されている方は、まずどう進めればよいのか、作るポイントは何かをしっかり抑えた上で進めていくようにしましょう。今回は動画広告の手順からポイント、成功事例等について解説していきます。

動画広告のメリット

まず始めに動画広告のメリットについて解説します。

イメージが伝わりやすい

動画広告のメリットの1つが、ユーザーにイメージが伝わりやすいということです。
静止画では伝わりにくかった商品やブランドのイメージを、動画であれば映像やBGM等で表現することができるので、格段にユーザーに伝わりやすくなります。
ユーザー側も購入前に商品・ブランドのイメージが分かるのは安心に繋がるので、ユーザーと企業双方にとって良い広告手法と言えるでしょう。

記憶に残りやすい

昔、CMで使われていた曲やセリフが頭に残っていて、口ずさんだりした経験はありませんか?文字だけの広告よりも動きやBGMのある動画広告は、視覚・聴覚を使って情報を得るため、印象が強く記憶に残りやすい傾向にあります。

動画広告の作成手順

ではさっそく動画広告を作成する手順を5つに分けて解説します。

①動画広告の目的を整理する

動画広告を作る上で最も大切なのが「目的の整理」です。
「何のために動画広告を行うのか」「それによってどんな成果を上げたいか」といった最終的なゴールを決めないまま進めると、メッセージ性に欠けた内容になってしまうので、まず始めに目的をしっかりと整理しておくようにしましょう。単に綺麗な動画で広告を配信したい、などといった漠然としたブランディング目的だけだと、何となくイメージは良くなったかも、くらいしか分からず効果が図れません。認知だけでなく獲得を目標としているケースでも、最終ゴールだけでなく手前のKPIも設計しておくことが重要です。
▶関連記事:【業績アップには必要不可欠】「KPI」と「KGI」そして「OKR」を解説

②ペルソナを設定する

①の目的の整理がついたら、次にペルソナを設定します。
どんな顧客像を描いているかで、訴求軸や見せ方が大きく変わってきます。動画はあくまでユーザーに見てもらうものなので、ユーザー目線で作成するために具体的にペルソナを考えましょう。
▶関連記事:マーケティングの最重要プロセス「ペルソナ」!用語解説から設定ポイントまで伝授

③訴求軸を複数検討する

②のペルソナを設定したら、次に訴求軸を複数検討していきましょう。
例えば、下記のような訴求軸をいくつか作って、ペルソナが興味を持ちそうなキーワードを設定して配信し、一番効果の高いパターンを探っていきましょう。

④構成と脚本を作成する

③の訴求軸を複数検討したら、次に構成と脚本を作成します。
動画広告の土台となる構成は「冒頭」「メイン」「結末」「Call To Action」の4つに分けられます。

この構成を抑えつつ、AIDMA(消費者の購買決定プロセス)を意識した内容にすることで、ユーザーにアクションを促せる動画を作成することができます。
▶関連記事:購買行動モデルとは?-消費者の行動理解は、成功するマーケティング戦略のカギ!

⑤PDCAサイクルを回す

④の構成と脚本を作成をして動画を完成させたら、実際に配信してPDCAサイクルを回します。見るべき指標は主に「再生回数」「視聴率」「ユーザーの反応」の3つになります。

これらを分析し、より効果の高い動画パターンを見つけていきましょう。

動画広告を作成する際に抑えるべきポイント

効果的な動画広告を作成するポイントを5つご紹介します。

①インパクトのある動画にする

注目される動画にするために、まず冒頭の数秒をインパクトのある内容にしましょう。
視聴者からすると動画広告は目的の動画ではないので、興味がなければすぐに離脱してしまいます。そのため、映像やナレーション、テロップ等で瞬時に視聴者の興味を惹き付けることが大切です。

②トレンドを取り入れる

その時に流行っている音楽や人気のインフルエンサーを取り入れると、興味を持って最後まで見てくれる可能性が高くなります。視聴者はトレンドものに敏感なため、面白ければ話題に上がったり、SNSでの拡散に繋がったりします。

③視認性の高い動画にする

現在動画はパソコンよりもスマホで視聴している人が多いため、スマホユーザーが見やすい動画を作成することが大切です。またYouTube・TikTok・Instagramといったプラットフォームごとでユーザー層や求められるものは変わってくるので、作成する際は配信したいプラットフォームを意識しながら作成するようにしましょう。
▶関連機:【第4回】「流行ってる」だけで動画プラットフォームを選ぶのはNG!プロモーション効果を最大化するための選定ポイントとは?

④ストーリー性のある動画にする

動画にストーリー性を持たせることで、視聴者に共感や興味を持ってもらうことができます。たとえば「長年ある悩みを抱えていた男性が、商品・サービスをきっかけに解消に繋がった」といったターゲットの立場に近いストーリー性のある動画にすることで、購買意欲も高めることができます。

⑤尺やテンポを意識する

最後まで視聴者に見てもらうためには、短くテンポよく進む動画である必要があります。長い動画だと見飽きてしまい、途中離脱する可能性が高くなります。
情報は簡潔に伝えて、シーンの切り替えやテロップを工夫をして、視聴者に飽きられないように意識して作りましょう。

動画広告で成果を上げた3つの成功事例

動画広告を活用して、実際に成果を上げた企業の事例をご紹介します。

New Balance

株式会社ニューバランスジャパンは、テレビCMとは違ったSNS用動画広告がなかった為、SNSの縦型フォーマットに特化した構成で動画作成を行いました。
ユーザーが別のコンテンツにすぐ遷移しないように画角やカットを細かくするといった工夫を施し、ブランドリフトの向上に成功しました。

楽天証券株式会社

楽天証券株式会社は、もともと静止画バナーの広告を打っていましたが、思うように成果を伸ばせなかった為、もっとユーザーに興味を持ってもらいやすい動画を作成しました。
動きをつけた文字や目に止まるテキストを入れた動画によって、資料請求数を大きく伸ばすことに成功しました。

Shop Japan

Shop Japanを運営する株式会社 オークローンマーケティングは、広告費を抑えつつ、新規顧客を獲得したいという課題を抱えていました。そこで商品画像を動画化して、ユーザーに最後まで見てもらえるように編集し直したところ、視聴完了の割合が120%増加・新規顧客の獲得コストを130%改善させることに成功しました。

まとめ

今回は、動画広告の手順からポイント、成功事例等について解説しました。

スマホの普及と共に大きく拡大してきた動画広告ですが、中でも特に人気のプラットフォームと言えば日本の月間ユーザー数が7000万人を超える「YouTube」です。様々なカテゴリーの動画が投稿されているということもあり、幅広い年齢層が存在します。
しかし、様々なカテゴリーの動画がある故に懸念されるのが、自社のイメージとマッチしない動画に広告が配信されてしまうことです。例えば「ペット用品の動画広告」が「証券に関する動画」で配信されてしまうといった形です。
「全く関連性のないコンテンツに表示される」「暴力的なコンテンツに意図せず表示される」とブランドや商品に対するイメージダウンにも繋がりかねません。

そういったミスマッチを未然に防ぐため、今注目されているのが「ZEFR」という動画解析ソリューションです。ZEFRは、YouTube・FaceBook・TikTokといった動画プラットフォームの公認パートナーで、すでに海外の多くの企業で取り入れられています。独自の特許取得技術を用いて動画を解析可能なため、先ほどの例で上げたようなミスマッチを回避し、各ブランド・商品に合った広告配信を実現してくれます。

「動画広告でしっかり効果を高めていきたい」「リスクをなるべく減らして運用したい」という方は、ぜひお気軽にZEFRについてお問い合わせください。

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