新型コロナが流行してから更に爆発的にユーザー数を伸ばしたYouTube。
今や月間ユーザー数は国内だけでも7000万人を超え、動画投稿サイトとしては世界最大規模を誇ります。
動画広告を出稿する企業も年々増え続けており、今後益々動画広告市場は成長を遂げていくことは明白です。そこで今回は「YouTube広告を始めたいけど、どんな種類があるか分からない」「自社の場合、どういったメニューが適切なのか分からない」といった方たちのためにYouTube広告を徹底解説していきたいと思います。
YouTube広告のメリット
まず初めにYouTube広告のメリットについて解説します。YouTube広告のメリットは主に3つあります。
①幅広いユーザーにリーチが可能
2022年5月時点において、日本の月間ユーザー数は7000万人を超え、幅広い世代から利用されています。
近年だとスマホ以外にテレビ画面でYouTubeを視聴するユーザーも増えており、2020年3月時点で、1500万人以上がテレビ画面で視聴しています。
引用元:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に – Think with Google
②豊富なターゲティング方法・フォーマットがある
YouTube広告は、Googleのデータを活用できるので、様々なターゲティング方法を選択することが可能です。
年齢・性別といった基本的なデモグラはもちろん、カテゴリやキーワード、興味関心といったジャンルでも指定することができます。また、動画の尺や掲載箇所などのフォーマットも豊富にあるので、自社の目的に合わせて配信することが可能です。
③効果検証が可能
YouTube広告は、imp(広告の表示回数)、クリック数、再生時間など、配信状況を管理画面上で把握することが可能です。そのため、配信状況に合わせて入札単価を調整したり、各広告の効果を見て、配信を停止するなどのアクションを素早く行うことができます。
YouTube広告の6つの配信メニュー
次にYouTube広告のメニューについて解説します。
インストリーム広告
インストリーム広告は、YouTube広告の中で最も利用頻度が多いメニューです。
YouTubeの動画を視聴している際の「最初・途中・最後」に流れる広告です。
それぞれの配信タイミングで「プレロール・ミッドロール・ポストロール」と呼ばれています。5秒経過でスキップ可能なタイプと、15秒以下の尺限定でスキップ不可の2タイプがあります。
バンパー広告
バンパー広告は、インストリーム広告と同じく、YouTube動画を視聴している際の「最初・途中・最後」に流れる広告で、6秒間のスキップができない広告です。
視聴ユーザー自身でスキップを選択することができないため、最後まで確実に再生することができます。広告自体も6秒間と短い分、ユーザーへのストレスは少ないですが、伝えたいことを簡潔明瞭にすることが重要です。
インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)
インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)は、普通のYouTube動画と同様にテキストとサムネイルで構成されている広告で、視聴ユーザーがクリックすることで再生されます。そのため、商品・サービスに興味を持っているユーザーが多く、成果に繋がりやすい広告と言えます。
マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面の最上部に表示される動画広告で、最も目立つ場所になるため視聴ユーザーの目に付きやすく、リーチしやすい広告と言えます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、YouTube内ではなく、Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリで表示されるモバイル限定の広告です。
リーズナブルに動画のリーチ数を上げたい時におすすめです。
YouTube広告の新フォーマット・メニュー
日々YouTube広告はアップデートされていきますが、ここでは最新のメニューを2つご紹介します。
YouTubeショート
YouTubeショートは、スマートフォンに合わせた縦長フォーマットの短尺動画です。日本では2021年7月から導入されましたが、今現在世界で1日当たり300億回以上再生されています。
動画アクションキャンペーン
動画アクションキャンペーンとは、CV獲得(成果)を目的としたYouTube広告です。
先ほど解説したインストリーム広告・インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)にCTAボタンや広告見出しを入れることが可能になるため、視聴ユーザーの行動を促しやすくなります。
目的別でYouTube広告を選ぶポイント
ここまで様々な広告メニューをお伝えしてきましたが、実際に広告出稿する際にどの広告を選択すれば良いか、迷う方も多いかと思います。そこで次に、目的別でYouTube広告を選ぶポイントを解説します。
商品・サービス・ブランドの認知向上
商品・サービス・ブランドの認知向上には、バンパー広告・インストリーム広告・アウトストリーム広告・オーバーレイ広告・マストヘッド広告などがおすすめです。
特にバンパー広告は、6秒間の動画を視聴ユーザーにしっかり届けることができるので、認知向上施策には良いでしょう。また、YouTubeのホーム画面に大きく表示される「マストヘッド広告」は視聴ユーザーの目にも止まりやすく、年齢や性別も関係なく当てることができるので認知度を上げるのに最適です。
リード獲得
リード獲得を目的にする場合は、インストリーム広告やインフィード広告がおすすめです。
どちらの広告も視聴ユーザーが視聴を続けるか、ボタンをタップして遷移するかというように、アクションが視聴ユーザー自身に委ねられているので、アクションに至った場合は興味関心が高い可能性があり、リード獲得にも繋がりやすいでしょう。
商品・サービスの購買促進
商品・サービスの購買促進には、インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)や動画アクションキャンペーンがおすすめです。
インフィード動画広告は、まだ検索段階で表示される広告であり、購買意欲が高いユーザーのみがタップするため、他の広告の時と比べると購買促進施策には適切です。また、動画アクションキャンペーンは、先述の通り、視聴ユーザーの購買行動を促進するような仕組みになっているので、成果を上げるにはおすすめの施策と言えるでしょう。
まとめ
今回は、YouTube広告の配信メニューや目的別の選び方等について解説しました。
動画プラットフォームが盛り上がっている今、多くの企業が認知向上やリード獲得を目指してYouTube広告に出稿したいと考えていると思います。
ぜひその際に、今回解説した内容を検討材料として活かしてください。
しかしYouTube広告で注意したいのが、一歩間違えればブランドのイメージダウンや商品・サービスへの不信感等に繋がってしまう可能性があるということです。
例えば、自社の広告が「全く関連性のないコンテンツに表示される」「暴力的なコンテンツに意図せず表示される」などです。
こういった事態を未然に防ぐために、海外の多くの企業で取り入れられているのが「ZEFR」という動画解析ソリューションです。ZEFRは、YouTube・FaceBook・TikTokといった動画プラットフォームの公認パートナーで、独自の特許取得技術を用いて動画を解析し、それぞれのブランドに合わせた広告配信を実現します。
動画広告を試したいけど「不安」「どうすれば良いか分からない」という方は、ぜひお気軽にZEFRにお問い合わせください。